2008年03月29日
下らなくてオチがない失恋に近いようなお話。
・・・まあネタがないってことで、ちょっとした昔話でも。
中学校の時のお話。
昔話の前に予備知識として知っててほしいことが1つ。
ウチの中学校は給食じゃなく弁当持参の学校だが、牛乳は配布されるのだ。
ビンの牛乳でとってもおいしい。
で、その牛乳は人数分配布されるわけだが、当然飲まない人が出てくる。
で、残った牛乳は保健室の冷蔵庫に保管されるわけだが、
放課後の部活終わりに、運動部の奴らがその残った牛乳を争奪するのだ。
大体1日に10本くらい残ってるんだが、飲みたい奴らはその3倍以上いるので、
手に入れるのは至難の業なのだ。
基本的には早い者勝ち。が、裏技もあるようで・・・。
ちなみに、記憶を思い起こして書いたので、微妙にニュアンスとか違うかもしれないけど、
大体はこんな感じの会話でした。
前置きはここまで。
昔話スタート。
~休み時間中~
女子の友達(以下、友)「ねーねー、くろろん」
※当然この名で呼んだ訳ではない。実際はボクのあだ名で呼ばれたんだが、
ここではこの呼び名で。
くろろ(以下、く)「・・・んー?」←机に突っ伏して寝てた
友「先生に頼まれて資料を教室まで持っていかなきゃいけないんだけど、手伝ってもらえる??」
く「むー・・・昨日は徹夜で聖剣伝説3やってたから眠いんだよー」
友「自業自得じゃん・・・」
く「うっさい。???の種を集めるの大変だったんだぞ!」
友「いや、分からないよ・・・」
く「・・・まあ女子はゲームしないもんな」
友「で、手伝ってよ」
く「眠い。つーか何でボク?」
友「手伝ってくれそうだから-」
く「・・・まあ自他とも認める良い人なボクに頼るのは分かるが」
友「手伝ってよー」
く「・・・ボクの発言に突っ込めよ。ちょっと恥ずかしいんですけど」
友「そんなことしてる間に休み時間終わっちゃうよー」
く「断る。眠いんだボクは」
友「手伝ったら先生が牛乳2本取っといてあげるらしいよー」
く「さっさと行くぞバカ野郎」
友「切り替え早っ」
~放課後、部活終了~
く「よーし、ボトルキープならぬミルクキープしてあるから急がなくても大丈夫だ!」
バスケ部のダチ(以下、バ)「何の話だ?」
く「実は先生の手伝いをして、2本予約してあるのだ!」
バ「・・・って言ってるそばから、既に冷蔵庫の中に牛乳ないぞ」
く「・・・ばかなっ!?」
冷蔵庫の中は既に空。
バ「残念だったな。ゴクゴク」
く「貴様はどうしてボクの隣で腰に手を当てながら飲んでる!一緒に来たはずなのに!」
バ「オレのが最後だった」
く「てんめえええええええええええ」
バ「落ち着け。まずはその先生のところへ行ってみればいいじゃん」
く「そうだな!事と次第によっちゃ先生に影潜りかましてやる!」
バ「聖剣伝説3にハマってるようだな・・・」
~職員室~
く「先生!手伝ったお駄賃のミルク!2本!ない!どこ!」
若い女性の先生(以下、先)「わわっ!何、どうしたの?カタコトになってるよ?」
く「手伝った御礼の牛乳を取っといてくれるっていったじゃん!保健室の冷蔵庫は既に空だよ!」
先「ああ、牛乳なら職員室の冷蔵庫に入れておいたわ」
く「・・・っ!先生!素晴らしいよ先生!勝手に冷蔵庫開けていい!?」
先「ダメダメ!もってきてあげるから待ってなさい」
~1分後~
先「はい」
く「ありがとうございます!おおおお冷えてる!」 ←当たり前
先「おいしい?」
く「美味いっす!先生が持ってきてくれた牛乳美味いっす!」
先「幸せそうに飲むわねー」
~牛乳飲みながら先生と談笑中~
く「いやーそうなんですかーHAHAHA」
職員室にいた他の先生「仲良さそうだねー。恋人みたいだよー。」
く「えー先生ったらそんなことな・・・」
先「ははは、まさか」
く「間髪入れず否定!?」
軽くショックだった、そんな中学時代。
・・・だから言ったろ、オチはないって。
- by QUOLL
- at 02:15
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